分かりにくい経営業務の管理責任者の要件をくわしく解説(第1回)

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分かりにくい経営業務の管理責任者の要件をくわしく解説(第1回)


分かりにくい経営業務の管理責任者の要件をくわしく解説(第1回)

 

建設業許可の取得を考えるようになった場合、まず、建設業許可についてある程度下調べをする方も、いらっしゃると思います。

しかし、下調べを始めた途端、専門用語ばかりでてきて、よく理解できないといった意見を耳にすることもあります。

 

建設業許可についての専門用語のなかでも、経営業務の管理責任者という言葉は、出てくる頻度はかなり高いですし、許可を取得するために不可欠な要件の1つですから、ここを理解できなければ、許可取得の目安をつけることもできません。

 

そのため、ここでは、「経営業務の管理責任者」の要件について、くわしく解説します。

 

少し長くなってしまいましたので、3回に分けています。参考にしていただければ幸いです。

 

分かりにくい経営業務の管理責任者の要件をくわしく解説 目次

第1回

1 経営業務の管理責任者とは?

1-1 経営業務の管理責任者となるには、経営経験が必要です。

第2回

2 どんな経営経験のある人が、経営業務の管理責任者になれるのか?

2-1経営業務の管理責任者となるための要件の構図

要件① 建設業に関する経営経験が十分にあるか?

要件② 要件①の人が、許可申請者の役員や個人事業主として、常勤で勤務しているか?

第3回

要件③ 要件①②の人の経営経験や常勤性を証明する確認資料を用意できるのか?

分かりにくい経営業務の管理責任者の要件をくわしく解説 まとめ

 

 

 

経営業務の管理責任者とは?

「経営業務の管理責任者」とは、日々、建設業の業務を統括して、取引によって生じる対外的な責任を負う立場の人のことをいいます。(簡単に言えば、経営上の責任者ということです。)

経営業務の管理責任者は一般的に、「経管」(ケイカン)と略して呼ばれることが多いので、以後、経管と記載します。

 

建設業許可を取得するための条件の1つとして、経管を営業所に常勤で置くことが求められます。

そして、この「建設業許可を取得するためにクリアしなければならない条件」のことを要件といいます。

 

したがって、建設業許可を取得するためは、「経営業務の管理責任者」の要件をクリアしなければならないということになります。

 

1-1 経営業務の管理責任者となるには、経営経験が必要です。

建設業を営めば、多額の金額や多くの人材を扱い、たくさんの取引先とも関わることになります。

もし、経営者の能力が低ければ、周囲に多大な不利益を与えてしまうことにもなりかねません。

そういったことを防ぐために、建設業を営む責任者(経管)には、経営経験があることが必要とされています。

 

第2回へ続きます。(クリックできます。)

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