倒産した会社でも建設業許可における経営経験は認められるのか?
倒産した会社でも、経営経験を証明できる資料が用意できれば認められます。
経営経験を証明するには、経営者であったこととその期間、その会社が建設業を営んでいたことの2つを証明しなければなりません。
・経営者であったことの証明
倒産した会社の称号や所在地が分かれば、法務局で登記簿謄本(閉鎖謄本)を取得することができますので、その登記簿謄本により証明することになります。
・建設業を営んでいたことの証明
これは、倒産した会社に建設業許可があったのか、なかったのかで証明する手段が変わります。
倒産した会社に建設業許可があった場合には、許可庁にそのデータが残っている可能性がありますので、問い合わせたうえで、データが残っていれば、それで建設業を営んでいた証明になります。
もし、許可がなかった場合には、その当時に行った工事の契約書や請求書が必要になります。
それらを用意できなければ、当然、その期間の証明はできません。
しかし、倒産した会社から、そういった書類を用意するのは、かなりの難航が予想されます。