執行役員や営業部長での経験は、経管の経営経験とされるのか?
経営業務の管理責任者になるための経営経験は、基本的には、会社の役員や個人事業主での経験であったことが必要となります。
ですが、例外的に執行役員や営業部長での経験でも経営経験として認められることはあります。
このケースでは、許可庁に事前相談しながら申請を進めていくことになりますから、いかに納得させる資料を用意することができるかということが問題になります。
基本的に求められるものは、次のようなものとなります。
・経営業務の管理責任者の証明者の印鑑証明書
・証明機関の法人組織図
・建設業に関する事業部門であることが確認できる業務分掌規程
・会社定款
・執行役員規程、取締役会の議事録
・決算書
・工事の契約書や請求書 など
単に部長などの肩書があるだけでは認められず、上記のような多くの資料が必要となり、
業務を行う権限などを取締役会などから委任されていることを証明しなければなりません。さらに、規程や議事録などをすぐに用意できる会社も少ないと思いますので、経営経験として認めてもらうためには、かなり難しい申請となります。